ワクチン狂騒曲

昨今の新型コロナワクチン接種の騒乱ぶりを見るとその無策ぶりに唖然とするばかりである。本来なら政府が頭を使って万全な接種システムを構築するべきなのに、全て人任せにするから各地各方面で混乱が発生している。新型コロナ禍において一番危機感が無いのは政府と役人としか思えない。前回も投稿したとおり、本来は高齢者や若者の関係なく新型コロナが蔓延している地域に重点的に配布して蔓延を防止すべきなのに、全国一律に高齢者を対象に薄く広く接種を進めようとしている。これなど新型コロナ対策など二の次三の次で選挙対策のためやっているとしか思えない。全国の非高齢者や蔓延地区にお住まいの人は次の選挙でその是非を問うべきだ。

かく言う私も65歳以上の高齢者であり、優先的に接種を受けられる立場であるから、偉そうな事は言えないが、年寄りなんか外に出歩かなければ良いのであって、外に出て働かなければならない若者を後回しにしてどうするのだ!?

今回の新型コロナ禍で明らかになった事の一つはIT利用技術の諸外国に対する日本の後進性であり、政府としてはガムシャラにIT化を進めたいのであろうが、そもそも推進者がITを理解していないので、混乱を助長している。ITの実情を把握せずにいきなり老人にインターネットを通じて予約させようとするから、惨憺たる有様である。そんなに年寄りに接種を進めたいのであれば、年寄りなんて身体の何処かに何かしっか問題を抱えていて、かかりつけ医を持っているものだから、接種会場を限定して事前予約制にせず、かかりつけ医で接種すれば、医者の方も被接種者の事情を良く分かっているから混乱も無く進める事が出来るのではないか?

マンボといえばペレスプラードでしょう

最近マンボ、マンボと喧しい。私たちの年代かもっと上の年代ではマンボといえばペレスプラード楽団を思い出す。-マンボNo.5! どうやらこれはマンボでは無くマンボウ-蔓防(蔓延防止等重点処置)の略であるらしい。

閑話休題(冗談はさて置き)、この蔓防と緊急事態宣言がどう違うのか、今一理解出来ない。二度の緊急事態宣言を出したが、国民の耐乏生活も限界に来て、中途半端な状態で解除しなければならなかった事態に対して、新たな耐乏生活を強いるために目先を変えただけの様にしか見えない。しかし、国がやるべき事をやらずに国民に一方的に我慢を強いるだけでは最早良い方向に向かうとは思えない。国としては一所懸命努力をしていると言いたいのだろうが、それが国民の目には見えてこない。

米国のトランプ前大統領は最も頭の悪い大統領の一人だと思うが、一つだけ正しい事を言っている。それは今回の新型コロナ問題が、新型コロナウィルスとの戦争だと言っていることである。戦争において最もやってはいけない事は、戦力の分散と戦力の逐次投入である。現時点で新型コロナウィルスに対して有効な武器はワクチンである。現状日本国内では新規感染者が多発している地域とそうで無い地域がある。現在国が進めている全国一律にワクチンを配布する行為は、この戦力の分散にあたる。現時点での主戦場は大阪を中心とするエリアであり、ここで防衛ラインを構築しなければ一機に全国に蔓延してしまう-既に東京とか各地区に飛び火している状況であるが。従って、現状で確保出来る限りのワクチンをかき集めて、このエリアで生活する年寄りから若者まであらゆる人に摂取して免疫の防衛線を築かねばならない筈であるが、全国一律、65歳以上の高齢者からという国の動きはこの新型コロナ問題に真剣に向き合っているのか疑問に感じる。

現在新型コロナ対応に由一成功している国は中国であり、中国の一人勝ち状態である。中国の様な独裁国を自由主義国で真似るのは難しいが、コロナとの戦時下という極限状況の中では、見習うべき事は多いのではないか。特に原野にコロナ専用病院を新たに建設し、感染者との接触を遮断するような政策は興味深い。日本では既存病院でコロナ患者の受入も行っているため従来の病院業務にも支障が出ている。

処女航海で大西洋に沈んだタイタニック号はタイタニック号ではなかった

タイタニック号が処女航海で氷山と衝突して北大西洋に沈んだのは1912年4月15日であり今年で109年目となる。最大級の海難事故として何時までも記憶に残ることとなった。実はこの沈没したタイタニック号はタイタニック号では無かった可能性がある。タイタニック号には同型船が3隻在った。船を女性人称で表すことが多いので3姉妹と言う事になるが、タイタニック号は次女で、長女にオリンピック号、三女にブリタニック号が在った(船主のホワイトスターラインは例えばオセアニック号の様に末尾が-ックで終わる船名を付ける習慣があった)。

この内三女のブリタニック号が完成したのはタイタニック号が沈没した後であり、第一次世界大戦が既に始まっていたため軍に徴用され病院船として就役し、地中海で活動中に戦没している。

問題なのは長女のオリンピック号であり、この船は今回の東京オリンピック大会みたいに問題ばかり発生する呪われた船であった。数々の事故や他船との衝突を繰り返してボロボロとなり、最後には保険の引き受け手がいない無保険船となってしまった。造船所でタイタニック号が完成間近の工事に入っている時、大西洋上で海中の何かと衝突して3つ在るスクリューの内の一つがポロリと外れてしまった。この修理のためベルファストの造船所で建造中のタイタニック号とドックを並べていた時期があった。ホワイトスターライン社としてはこの厄介な無保険船を手放してしまいたい気持ちになるのは当然だろう。そこでタイタニック号とオリンピック号を入れ替えた・・

その後タイタニック号と名前を変えたかも知れない船は呪われたかの様に氷山と衝突して多数の乗員乗客と伴に沈没してしまう。一方タイタニック号の沈没の後、オリンピック号はこれまでの数々の事故歴がまるで無かったかの様に穏やかな航海を繰り返し、三姉妹の内唯一生き残り、その生涯を終えている。

トリチウム入り汚染水の行くへ

福島第一原子力発電所の溜まり続けるトリチウム入り汚染水は、政府の方針では海洋放出となりそうです。実際の安全性は置いておくとしても、風評被害による日本の第一次産業へのダメージは深刻なものとなりそうです。

現在日本では(そして世界でも)核融合炉の実用化を目指して研究開発が行われています。この核融合炉が実用化されれば大量のトリチウムが必要となります。そして、大量のトリチウムは今そこに在る訳ですから、遊びで核融合炉の研究をしている訳では無いのなら汚染水からトリチウムを取り出す技術開発をしたらどうでしょうか?

中華帝国とローマ帝国の対決

アメリカ合衆国が建国されたのは1776年で在りその歴史は250年に満たない。一方日本の建国を何を以て現すかは難しい問題で在るが、皇紀で言えば今年は皇紀2684年に当たると思うが、皇紀はその前半は神話であるから歴史的根拠は無い。後漢書に日本の事が登場するのが紀元1世紀頃で在り、日本人による歴史的資料が盛んに登場するのが飛鳥時代以降で在るから、統一国家としての歴史は1400~1500年以上になると思われる。

米国人が日本人に対して浅い歴史しか持たないと感じているか、米国人に以前聞いた事があるが、彼らの答えに驚かされた。彼らは古代ローマ帝国時代から脈々と続く歴史を受け継いでいると思っているのだった。ローマ帝国の滅亡は486年(東ローマ帝国の滅亡は1453年)であるが、その精神性は受け継がれ主にゲルマン系の種々の国王が継承し、後に神聖ローマ帝国を名乗るようになった。東欧の国のルーマニアはローマ+ニアであり’ローマ人の国’と云う意味である。この様にローマ人の末裔であるという意識は、単に長靴の形をした半島の居住者だけに止まらず、民族、人種、言語、宗教を超えて欧州全体に広がっている。米国も欧州移住者が大半を占め、この意味ではアメリカ合衆国は現在のローマ帝国であると言える。

一方中華帝国であるが、辛亥革命により清国が1911年に滅亡後、軍閥が割拠する動乱期が続いたが蒋介石の国民党政府がまとめ、毛沢東を中心とする中国共産党が国民党政府を打倒し、現在まで一党独裁体制が布かれている。中国国民にとっては毛沢東こそ新たな中華帝国の皇帝であると認識し、代々の指導者が実質的に皇帝として人民の上に君臨してきた。

アヘン戦争以来諸外国に蚕食され続けた中華帝国は一時期非常に国力が低下していたが、国交正常化以来日本や米国の支援を受け、急速に国力を回復し、今や米国を追い抜く勢いである。この中国の強大化に伴い、中華帝国としての意識が非常に大きくなって来ている様に感じられる。

これまでの歴史において地理的問題もあり、中華帝国とローマ帝国が互いを意識した事は在っても(後漢書に大秦王安敦(アントン-第16第ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントヌスであると云われる)が朝貢したという記録があるが根拠は無い。) 、直接対峙した事は無かった。しかし、今や世界は狭くなりこの新しい中華帝国と新しいローマ帝国が覇権を賭けて直接対峙しようとしている。

双方核武装国であるから、直接戦争する事は無いであろうが、覇権を賭けての代理戦争が勃発する恐れはある。現在正常不安定なミャンマーが第二のベトナムと成らない事を祈るばかりである。

緊急事態宣言再延長となりました

新型コロナウィルスの緊急事態宣言1都3県について再延長とのことです。

3月4日までの統計で東京都の累積感染者数は11.2万人、回復者数は10.8万人との事ですので、従って現在の判明している保菌者数は約4000人となります。東京都の人口は2月1日現在の推計で13,952,915人とのことですので、新型コロナウイルスの保菌者は全体の約0.03%となると思います。実際には無症状か軽症で検査を受けていない感染者はこの一桁以上多いと予想されますが、0.5パーセント以下位では無いでしょうか?この0.5パーセントの対応のため100パーセントの飲食店等に一方的に犠牲を強いているように思います。

重要なのは0.5%の感染者を洗い出し、残り99.5%の健常者との接触を断つ事では無いでしょうか。そうすれば99.5%の人間で経済を回す事が出来、営業時間の短縮や休業せずに済むのでは無いでしょうか?現在新型コロナウィルスが原因となって倒産や廃業する会社は急増し、失業や生活に支障の出る程収入減となった人は大勢います。人権問題で中国のような全員の強制的な検査は出来ないとしていますが、廃業や失業は問題無いというのでしょうか?

CBDって、大麻の成分なのね・・

何故か私のブログに対して投稿してくれる人は外国の人が多く、投稿者名にCBDを含んでいるので、CBDって何?と調べてみたら大麻の成分なのね。無知でした。取りあえず頂いた投稿は内容に関わらず、全て載せて行きたいと思いますが、CBDの拡張手段に使われるとしたら嫌です。

男と男の涙の誓い

森JOC会長が涙を流して川淵評議委員に新会長職就任を懇願した。川淵氏も森氏の熱意にほだされ涙を浮かべて受諾した。古い世代の日本の男なら思わずグッと来る場面ではないか。私も昭和を引きずる男なのでこう云うのは好きな方であるが、果たしてグローバルスタンダード化された今の世界で通用するかな?

森喜朗失言 本音丸出しの日本の政治家

日本人は本音と建前を使い分けるという。しかし、私に言わせれば丸出しの本音の上に申し訳程度の建前が載っている位にしか見えない。一方西欧人-特にWASPと呼ばれる米国の政財界を牛耳っているような人は絶対に本音を口にしない。あたかも建前で発言している事が本音であるかのように聞こえてしまう。彼らは若い時から討論の練習を積み建前論を駆使する技術を身につけているからだ。

一方日本の政治家は建前論を使うことが苦手である。日本では’腹を割って話し合う’と云う言葉もあり本音で話を出来ることが大物の象徴の様に見られている。しかし、今は時代が違う。グローバルスタンダードの世界では本音丸出しの人間は軽蔑され相手にされない。大物ぶって本音を口にして失脚する政治家の何と多いことか。

公の場で建前を駆逐できる本音など在る筈が無い。しかし、深層心理では本音を押さえ込める建前など無いのも事実である。だから素顔の見えないインターネットの世界では剥き出しの本音が跋扈することになる。

四角四面は豆腐屋の娘、色は白いが水臭い

新型コロナウィルス -検査数がまだ足りない

最近ウレタンマスクだとか不織布マスクだとか喧(かまびす)しい。しかしコロナウィルスが蔓延している環境下では無く、互いにウィルスを保有していない人達がマスクをして向かい合っている光景は滑稽にしか見えない。

何故このような漫画のような状況が発生するかと言うと、互いにウィルスを保有しているかも知れないと疑心暗鬼になっているからだ。それでは何故疑心暗鬼になるかと言えば検査により陰性であることが医学的に証明されていないからだ。全員に検査を実施しウィルス保有者と非保有者を明確にし、何らかの形で保有者の行動を制限できれば、飲食店も時間短縮して営業する必要も無く経済活動も従来通り出来るはずだ。

感染初期には検査をしても体内のウィルス数が少なく陽性と判定されない可能性がある-と、言われる方もいるで在ろうが、それでは定期的間隔で月に5回検査をする-と、したらどうだろう?これだけ頻繁に検査を受けて全て陰性であれば、その人がそれまで通りの生活を続ける限り、周囲に感染者が出るとか何かこれまでに無い活動をするとかが無ければ今後も感染する可能性は低いと考えられるのでは無いだろうか?1回の検査コストを2,000円に出来るとすれば、月に1万円であり、多くの日本人の労働生産性は1日1万円以上あるはずであり、ペイ出来ないコストでは無いだろう。そして無保菌者にはどんどん働いて貰ってGDPに寄与して貰えば良い。また本人も気付かない内に感染し無症状のまま自然治癒した人もいるだろう。感染したが後遺症も無く完全治癒した人もいるだろう。このような人たちはワクチンを接種した場合と同様の免疫を獲得しているのではないか?このような人たちもどんどん働いて貰って良い。

ワクチンの接種が始まろうとしている。ワクチンは予防薬であり、治療薬では無い。しかし、このウィルスのやっかいなところは保菌者であるが無症状の人がいるということだ。そして無症状でも人に感染させる力が非情に強いというところだ。果たして、無症状感染者にワクチンを接種して意味があるのだろうか?やはり、ワクチン接種と事前検査はペアでないと意味が無いのでは無かろうか?

昨年はじめ新型コロナウイルスが蔓延しだした時WHOのテドロス事務局長は「このウィルスに対しては検査だ!検査だ!」と連呼していたと思うが、現状は進んでいる様に見えない。