このブログを始めるに当たり、まず最初にアメリカ大統領選挙の行くへでも予想してみたい。大方の読者がこのブログを見る頃には、決着が付いているはずなので、予想が外れて赤っ恥をかくか、良い線となるかであるが・・・先ず今回のトランプとバイデンの勝負は微妙な差となる。どこの国でもマスコミはインテリが作る。ずばりインテリはトランプのような男を嫌うから、公平に報道しているつもりでも、選挙予想の集計や報道内様にバイアスが掛かる。日本にはアメリカのマスコミ情報しか流れて来ないからトランプ不利の報道が多いが実際はどうか?アメリカ国民の全てがインテリな訳では無く、そうで無い人の方が多い。米国人的にはトランプの様な人の方が受けが良い。インテリの作る空気に反して公然とトランプ支持を公表する人は少ないが、隠れトランプ支持者は多いと考えられる。今回もトランプの逆転はあるのでは無いかと予想する。
昔はマスコミ報道しか情報源が無かったから、マスコミがオピニオンリーダーとなり、国民意識に訴えることが出来たが、今はインターネットの発達で、嫌な情報はフェイクニュースと笑い飛ばし、耳障りの良い情報だけを聞くことが出来る。
そして、選挙結果としてバイデンが圧倒的勝利を得た場合とトランプが僅差で勝利した場合は問題とならない。しかし、トランプが僅差で敗れた場合非常に大きな問題が発生するだろう。これは米国の終わりの最終章になるかも知れない(米国の終わりの始まりは前回トランプが大統領になった時)。私はアメリカ合衆国の成立と日本の明治維新は世界史における奇跡だと思っている。奇跡とはたとえどんなに起きえないことでも一旦起きてしまえばそこに奇跡が起きたとは気付かない物だ。なぜ奇跡と思うか言うと、どちらも空前にして絶後であることである。歴史的に見てアメリカ合衆国の成立以前にも以後にも多民族多宗教の人々が自分の意思で一つの国を作った事は無い。古くは元帝国や近くはソビエト連邦の様に強力な独裁者や独裁組織が権力と恐怖で多民族多宗教の国民を一つにまとめた例は多いが、これらの帝国は独裁者の死や体制の崩壊と伴に瓦解してしまった。米国の場合強制では無く自らの意思で一つの国家を作り上げたことが奇跡なのである。
米国白人は黒人やアジア系人種に対して差別的考えを持っている人は多い。しかしそんな本音を押し隠し建前として一つの国家を作る方を選んだのである。しかし、そんな彼らとて出身のヨーロッパでは長年に渡り、そして現在でも人種や宗教により対立し内戦を繰り返しているのである。従って米国といえども一歩間違えれば人種や宗教間で内戦が勃発する可能性はある。今回トランプが敗れた場合、米国白人の本音が爆発する事を危惧する。