今こそ国産ワクチンをつくれ

COVID-19のワクチンで異物混入が問題となっており、ワクチン接種普及に問題となりかねない。政府はこれまで国産ワクチンの開発に消極的であるが、日本国民の安全を保障するためには国産ワクチンを開発し、日本国内で製造する必要があるのではないだろうか。

日本の製薬会社の生産管理体制なら異物は混入しないと言い切れないが、せめてファイザーやモデルナの製造権を買って国内製造すべきではないか。

小池百合子と酸素ステーション

今日から東京で酸素ステーションが稼働を始めるようです。ところで、小池知事は酸素ステーションを車のガスステーションのように考えているのではないでしょうか?自宅療養中の呼吸困難な人に酸素を吸わせたら、また自宅に戻すなど、まるで自動車にガソリンを満タンにしたら、ハイ次の車と言うように感じられます。

そもそも酸素吸入は肺炎が進行して、通常の呼吸では体内に酸素を取り込めなくなった患者に高濃度の酸素を供給して血中酸素濃維持維持するための手段であって、酸素吸入すれば肺炎が完治する訳ではありません。肺の中に酸素を満タンにすれば、ハイ次の人と言う訳には行かないのです。従って、重度の肺炎患者は病状が改善するまで酸素ステーションに長期留まる事になり、たちまち、酸素ステーションも満床となるでしょう。

ロックダウンは対策にはならない

コロナ蔓延の渦中において、各地方自治体の長からロックダウンを求める声が大きくなっている。しかし、ロックダウンを実施しても感染者を自宅に封じ込めるだけで根本的解決にはならない。医療体制を1000年前に戻すだけのようなものだ。根本的解決のためには全ての感染者の治療を行わなければならない。

私は自宅療養など治療でも何でも無く、単なる医療放棄としか思っていないが、百歩譲って自宅療養とするにしても、発症後直ちに最低1日は入院させて、抗体カクテルの点滴投与と経過観察する施設が必要と思う。点滴終了後医師の判断で自宅に戻すようにすれば良い。

そのためには、そして、限られた医療資源を効率的に使うためには、各地のコンベンションセンターなど大規模施設を野戦病院として使うしか無い。それは、政府や自治体の長が命令を発するしか出来ない。

日本人は従順であるから、最初の頃は国の方針に従って外出抑制し、諸外国に比べて低い感染者で押さえていたが、この結果に気を良くした国は、人流さえ抑制すれば良いんだと、その間に何ら有効な対策を講じてこなかった。今又ロックダウンを国民に押し付け無策のまま凌ごうとしている。

爆発的感染者の増大の前の既に遅すぎるかも知れないが、直ちに野戦病院の開設を期待する。

カブール陥落 -いつか見た景色

アフガニスタンの首都カブールの空港に国外脱出をはかる人々が押し寄せる光景がテレビで報道されています。この報道にサイゴン(現ホーチミン市)陥落の様子を思い出さずにいられません。

米国政府のバックアップで南ベトナムに政権をつくり、米軍(韓国軍等も含む)を駐留させたが、あまりの戦死者の数に手を引いた途端、あっさりと政権が崩壊してしまった。この景色は今回のアフガニスタンの状況に重なると思います。

米国政府は自分達が後押しして政権をつくれば自由で民主的な国家が創れると楽観的に考えているようですが、過去の経験から何も学習していない。

ベトナム戦争ではその後ボートピープルと呼ばれる国外脱出をはかる多数の難民がでていますが、果たして今回は?そしてその難民を受け入れる国は在るでしょうか?

自宅療養で東京は壊滅する

ここの所、オリンピックの日本選手の大活躍でテレビの前に釘付けとなってしまい、色々書きたい事は在ったのですが、サボっていました。一時期は金メダル30個を超えるのでは無いかと予想する勢いでしたが、有力種目で外国人選手からの研究も進みメダルに届かなかったのは残念ですが、参加国中、堂々の第三位であり、日本選手団の検討を称えたいと思います。

本題に戻って・・

いやはや、夜も寝ないで考えた(かも知れない)対策がこれですか?中等症までのコロナ患者まで含めて自宅療養とは・・そもそも自宅療養とは治療でも何でも無い単なる医療放棄に他ならない。

いま猖獗を極めているデルタ株はこれまでの主流で在ったアルファ株に比べて感染力が非常に強い。海外では感染者とすれ違っただけで感染したと言う報告もあります。従って一人住まいの軽症・無症状者が生活必需品を求めて、やむなく外出したりすれば、感染を拡大する恐れがあるし、設備の整っていない家庭内では家族に感染させる恐れは多分にあり、またその家族が外で第三者に感染させる・・一人のデルタ株保菌者は平均9.5人に感染させると言う報告も在り、一人が9.5人に感染させ、またその一人が9.5人に感染させるとすれば、早晩東京の全人口は、いや日本の全人口はコロナ感染者で埋め尽くされることになります。やはり、軽症・無症状であっても完全に治癒するまではバブルの中に閉じ込めなければならない。

前回のコラムでも述べた様に、これはコロナウィルスとの戦争です。戦争では最も忌むべき事は兵力の分散です。医療資源は集中させなければならない。今やっている自宅療養やホテル療養は医療資源の分散にしかならない。戦争では野戦病院が開設される事がありますが、例えば幕張メッセには展示ホールが11在り、例の段ボールベッドを敷き詰めれば、1ホール当たり1000人程度の受入は可能と思います。また幕張メッセではホール1~8と9~11は物理的に離れておりウィルスの菌種毎に患者を分離する事は容易と思います(これはビッグサイトや他の大型展示場でも同じと思います)。軽症・無症状であっても感染が確認された場合、直ちに受け入れ、体内からウィルスが消滅するまで滞在して頂く。

しかし、幕張メッセ程の収容力があっても、現在の自宅療養者を受け入れれば、たちまちキャパオーバーになってしまう。ビックサイトやパシフィコ横浜など首都圏の大型施設を総動員しなければならないでしょう。

これらは監獄では無く、宿泊療養施設ですから患者の自由は最大限尊重されなければならない。バブルの外に出る事は厳禁としても、施設の通信設備を利用してテレワークの施設を設けたり、娯楽施設を設ける必要はあるでしょう。数千人から1万人を超える患者に1日3食を供給する訳ですから、飲食店の協力も必要となるでしょう。これは現在経営不振に喘ぐ飲食店にとっても利益になると思います。例えば100の飲食店が参加すれば、患者も治療が終了するまで毎日違った味覚が味わえ、食べ飽きることも無いでしょう。