日本における女性の管理職の比率を上げなければならないと政府も活発に動いている様であるが、私のこれまでの会社員生活で何人かの女性の管理職員を見て来たが、女性らしい(女性的感性を感じさせる)人は二人位では無かったか・・あとは鼻息荒げて、男より猛々しい、男勝りの人が多かったように感じられる。いったい男より男らしい女性が社内で活躍した所で女性活躍社会と言えるのだろうか?形を変えた男性活躍社会としか言えないのではないだろうか。
男性脳と女性脳の違いが在るとか無いとか聞くが、やはり女性と男性では行動パターンが違うと思う。例えば、内のカミさんとデパートやコストコやホームセンターなりに買い物に行った時に、「今日は何々を買いに行く」と、目標を決めて買いに行くわけであるから、さっさとその売り場に行って、欲しかったものを調達すれば、本日の業務目標は終了で、後はさっさと家に帰れば良いのであるが、そうは行かない。目標の売り場に行かず、あっちに寄ったりこっちに寄ったりとして訳の分からないものを次々と購入して行く。買い物の荷物持ちとしては、いつ果てるとも知れず売り場内を漂流する無間地獄状態である。そして、結局目標の物を買うのを忘れてしまい、後日再度買い物に行き同じことを繰り返す。
再び、内のカミさんの話で恐縮であるが、カミさんはお喋り好きである。そして、お喋り好きも昂じれば、一つの技能であると感じたことがある。昔カミさんが訪問販売のアポ取りのアルバイトをしたことがある。無作為に電話を掛けて、先方のアポを取り販売員が訪問する業態であり、初めて経験する業務であったが、三日もしないうちに並み居る先輩方を抑えてアポ取得率一番になってしまった。一体どういう話し方をしているのだろうと、管理職も関心を持って電話に録音機を仕掛けたことがあった。物を販売する仕事であるから、その商品が類似品と比べてどのような特徴が在るか、価格や品質にどういうメリットが在るか等を説明して、先方が興味を示せばアポ成立となるはずであるが、カミさんの場合、商品の事は何も話さず、ただ長々と世間話をしているだけであった・・
男性の行動パターンはベクトル的であると思う。何か目標を立てれば、まっしぐらに邁進して途中に障害が在れば排除して突き進む。女性の行動パターンはブラウン運動的であると思う。何か興味惹かれるものに当たればあっちに行ったり、こっちに行ったり・・
男性の行動パターンはベクトル的であるから、進路に障害が在れば時として力に訴えようとする。その最たるものが戦争であろう。歴史的に見て男性が国家指導者である場合だけでなく、男より男らしい女性指導者の場合も戦争は発生している。
女性の行動パターンはブラウン運動的であるから、障害が存在しても力で排除しようとしないのでは無いか?世界の多くの国家指導者が女性らしい感性を持った女性指導者になれば、戦争は発生しないかも知れない。