ニイタカヤマノボレ ヒトフタマルハチ

1941年11月26日 択捉島単冠湾を密かに抜錨した大日本帝国海軍主力艦隊は、太平洋航路の商船が通常使う航路を避けて北太平洋をハワイ諸島に向かって進んでいた。この途次『ニイタカヤマノボレ』の攻撃命令を受信することになる。

当時、日本の一般国民や兵士を除いて、戦争指導者の中でアメリカと戦争をして勝てると思う人間は一人も居なかった。

明治維新以降、日本は清国やロシアを相手に戦争を行ったが、第一次世界大戦への参戦を除いて、日本が勝てる見込みのある戦争は無かった。どちらの戦いでも大きな会戦において敵主力を撃滅し、有利な条件で講和すると云う形で戦争を終結して来た経緯がある。

今回の戦いでも早期に敵主力を撃滅し、有利な条件での講和を目指すという、虫の良い、希望的観測の、当ての無い、多分に運頼みの、その後の方策を持たない、極めて無責任な形で戦争に突入して行った。

フジサンノボレ ヒトヒトフタロク

昭和16年11月26日(西暦1941年)択捉島の単冠(ひとかっぷ)湾に密かに集合した大日本帝国海軍の主力は、『フジサンノボレ』の暗号命令を受けて、米国太平洋艦隊を撃滅するためハワイ オワフ島に向け静かに出帆していった。

そして、それは日本の破滅への船出であった・・

勤労感謝の日  労働について考える

今日11月23日は勤労感謝の日です。古くは天皇陛下が自ら収穫された新穀を神々に奉納される新嘗祭が起源とされるが、戦後の祝祭日の見直しにより、アメリカではこの頃に感謝祭(Thanksgiving)と云う祝日があり、天皇陛下も自ら田に立って稲を収穫されたのだから勤労だろうと、‘勤労’と’感謝’が一つになって制定されたのでは無いかと思います。国民の祝日に関する法律によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨としている-と、されています。

さて、年金生活で一日中プラプラしている筆者が言うのも何ですが、今回は、勤労-労働について考えてみたいと思います。 → 全文はこちら

大事なのは敵基地攻撃能力では無く戦争を回避する能力

政府は敵基地攻撃能力の保持について真剣に検討しようとしているが、この様な議論は周辺国にいらぬ緊張を生み出すだけだ。

真に必要なのは敵基地攻撃能力よりも戦争を回避する能力だ。そのために必須なのは情報を収集してそれを分析し、事前に対応出来る能力となる。

アフガニスタンからの撤退でも、諸外国は数千人規模で全員撤退を完了したのに日本は1名を救出したのみであった。これも事前の情報収集と分析対応能力が無かったためだ。この様な状態では、敵基地を破壊する前に首都が敵ミサイルによって破壊されているだろう。

地球温暖化に逆行するが火力発電しか無い

日本が2度目の『化石賞』を貰ったそうです。日本が火力発電の削減に関して消極的との理由ですが、これは日本のアピール不足だと思います。諸外国の人は粉塵垂れ流しぱなし、二酸化炭素放出しっぱなしの火力発電所をイメージしているが、日本の発電所の最新技術を理解していない。

火力発電で日本バッシングしている諸外国も結局は火力発電に頼らざるを得ない。それは、電気が作り貯め出来ないからです。電池が在るじゃ無いかと言われそうですが、東京のような大都市を賄うような電池の製作は容易ではない。電力の需要は季節、時間によりおおいに変動する。しかし、電気は作り貯め出来ないため、リアルタイムでこの変動する電力需要に対応しなければならない。

この電力変動に会わせて発電量を制御出来るのは現状火力発電しか無い。         風力発電は文字通り風任せで、電力需要最大時に最大出力を出せる保証は無い。      太陽光発電は季節や晴天と曇天で出力が変動し、夜になったらお手上げ。         水力発電は無尽蔵に貯水量の有るダム湖が在れば別だが、現実的に限りある貯水量では電力ピーク時に火力発電のサポートをするぐらいしか出来ない。

二酸化炭素の排出の無い発電方法として原子力発電が注目されているが、原子力発電は常に一定の電力供給を行う手段としては向いているが、出力変動が困難(3.11以前は深夜電力として安い電気契約があったが、これは原発が時間に関わらず常に一定の出力をしなければならないため、需要の少ない深夜に余剰となる原発による電力の利用を促進するため設けたもの)。チェルノブイリ原発事故の原因は原発での出力変動実験を行っている最中に制御不能に陥って、原子炉が暴走した事に因る。原発で電力需要の変動に対応しようとすれば、第二第三のチェルノブイリ事故が起きる可能性がある。

ちなみに、アンモニアを燃料とする発電が期待されているが、現状アンモニアの腐食に耐え得る材料が無い。頻繁に配管などのメンテナンスを行わないと、漏洩して大量の死者が出ることになる。水素も金属を脆化させる性質があり、取り扱い難い物質で在るが、現状発電機の内部に充填して使用しているなど、電力会社には取扱のノウハウが有るかも知れない。

3回目のワクチン接種

日本においては新型コロナの新規感染者が非常に減少しており、良い傾向であるが、諸外国の状況を見ると決して油断出来ない。

3回目のワクチン接種が議論されており、3回目に関しては年齢による優先順位を付けない方向になりそうであるが、ただ闇雲に接種するのでは無く、抗体検査とセットにして抗体値が減少している人を優先に接種すればどうか?

オッパイ泡

家の浴室の手すりにオッパイそっくりの泡が付いていたので、思わず写真に撮ってしまいました。

Fカップ?それともGカップ?

男と女

女は一度いやだと思ったら、顔も見たくない、二度と会いたくないと思うが、一方、男は未練なもので、別れた後でも忘れられなくて、何時までもウジウジして又会いたいと女々しく(このコラムの文意からすると男々しくとした方が相応しいか?)思うものである。           相手が拒絶していて会いたくないと言っているのだから、さっさと解決金を受け取って忘れなさい。

話は代わるが、小室圭さん眞子さん、結婚お目出度う御座います。結婚生活を送る間には色々苦労する事もあるでしょうが、異国の地で人に煩わされる事無く、お幸せに暮らして頂きたいと思います。

矢野事務次官の発言は正しい

衆議院選挙が本日(10月19日)公示されました。各党はコロナ対策の公約を掲げています。矢野財務省事務次官はこれをバラマキ合戦と批判しています。これに対して色々な意見が出されておりますが、私は矢野事務次官の発言は正しいと思います。

新型コロナ以前から日本の財政は国債依存型であり、このままでは何時かは破綻すると危惧しておりましたが、新型コロナ対応で政府の支出は増大しており、まさに首つりの足を引っ張る状況になっております。

一般家庭で収入以上の借金をして生活に使ったら破産する事は目に見えてます。しかし、国の場合は一般家庭とは違います。現在国債を買っているのは銀行です。今の銀行はアホみたいな利息で預金者の金を集めて、国債の利子から利ざやを稼いでいるのが現状です(日本の産業発展に貢献するため銀行を作った渋沢栄一は今の銀行を見て何と言うでしょうか)。従って一般市民には国債の動きは見え難いのです。

銀行は最後は日銀が国債を買い取ってもらえるものと安心して国債を買い進めます。政府も国債の価格を安定させるため日銀に買い取りの圧力を掛けます。日銀は自分の所でお金を印刷すれば良いだけなので、言われるままにいくらでも買い取ります。従って国債を発行すればする程、国内にはお金が増えていくのです。

これは、国債を発行すればする程お金持ちになる!と言う訳ではありません。ご存じの様にお金は有名人物の顔と金額を印刷しただけのただの紙です。このただの紙切れに対して、政府がこれは価値の有る物だと保障しているから、例えば一万円札は一万円の価値が有る訳です。政府が信用保証出来る以上のお金が出回れば、たちまちお金は価値を失い、制御不能のインフレに襲われる事になります。

ある時点で全ての借金を清算して、以降国債に頼らない財政運営をして行くことは可能でしょう。これをソフトランディングとしましょう。ソフトランディングと言っても国民に与えるインパクトは絶大となります。しかし、例え、借金を帳消しにしても膨らんだ国の予算を次年度から半分以下にする事は出来ないでしょう。従って、例え借金を清算しても国債依存体質は変わらないのです。従って国が借金を清算するという事態は発生しないでしょう。それを決断出来る政治家はいないはずです。

従って可能性が有るのは、ハードランディング-お金の増大による制御不能のハイパーインフレとなります。それが何時かは判りませんが。