ウクライナへの侵略を続けるロシアが気化爆弾を使用したとのことです。気化爆弾は元々アメリカがベトナム戦争中に開発した爆弾で、従来の爆弾から懸絶した破壊力により”総ての爆弾の母”MOAB(Mother Of All Bombs)と呼ばれましたが、ロシアではこれを更に改良して破壊力を増した気化爆弾 FOAB(Father Of All Bombs)を持っているとの事です。
米国がベトナムで気化爆弾を使用した表向きの理由は、ジャングルの中にヘリコプターの発着場を造るためとの事でした。実際、強烈な爆風により樹木をなぎ倒し、ジャングル中に直径数十メートルの更地を造り、充分ヘリコプターの発着が出来た様ですが、本当の理由はジャングル中に潜むベトナム兵を殲滅する事でした(周囲の空気中の酸素が消失するため、運良く爆風を逃れたとしても窒息死します)。
この米国の気化爆弾より更に強力な爆弾を実際にロシアがウクライナで使用したとすれば、歯止めの効かなくなったロシア軍は、更に強力な核爆弾を使用する可能性はあると思います。