日本に突き付けられた第二のハルノート ーしかし、「なめられてたまるか」発言は拙い

日米間での関税問題は完全に暗礁に乗り上げている感があります。トランプ大統領から突然突き付けられた通告は、日本が日米開戦に追い込まれた最後通牒であるハルノートの様な感があります。しかし、今回の石破首相の「なめられてたまるか」発言は非常に問題があります。

どんなに頑張っても太平洋戦争で米国に勝てる可能性が無かったように、今回の日米貿易戦争でも国力の違いが大きすぎて勝てる見込みは在りません。明治時代に日清戦争の勝利で得た大陸の権益を、ロシアの圧力によりロシアに差し出した事がありました。この時、『臥薪嘗胆』を合言葉にじっと国難に耐え、富国強兵に努め9年後にはロシアとの戦争に勝利した経験があります。

矛盾した関税政策の問題点は米国経済に確実にしっぺ返しとして襲います。今は明治の人間の様にじっと耐えて、国内生産の充実に努め、より安価で高品質な製品の開発に努める時期です。

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