シベリア抑留の記憶 -ウクライナ市民の強制移動

第二次世界大戦後、ソ連(現ロシア)は満州、樺太、千島在住の日本人を強制的にシベリアに移動させ、酷寒の原野で奴隷的労働に従事させました。この中には軍関係者以外に一般人の女性や子供も含まれていました。一般に日本の終戦は昭和20年8月15日とされていますが、この時点で千島列島の占領が終わっていなかったソ連軍は9月3日まで一方的攻撃を続け、その後住民を強制連行したのでした。

現在ウクライナを侵略中のロシアは、マウリポリ在住の市民を強制的にロシア国内に移動させているとの事です。移動後、ロシア国内で適当な仕事を与えるとしていますが、職業選択の自由の無い専制国家らしい発想で、第二次大戦後のシベリア抑留を連想させます。

戦勝国が敗戦国の住民を自国に連れ去り、奴隷にするという行為は紀元前の考え方であり、だいたい17世紀(歴史を精査した訳では無いので間違っていたら済みません)には無くなっていた。ただし、西欧諸国では、戦争するよりコストの掛からない方法で、その後も奴隷調達は進む事にはなったのですが・・

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